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理事長あいさつ

理事長  和久 文彦

 コロナ禍の中でも工夫した活動を!協会の活動に参加しませんか!

 皆様、こんにちは、令和4年7月1日の理事会で理事長に再任されました和久文彦です。
 この2年間、新型コロナウィルス感染症の影響は大きく、皆様も同様だと思いますが、このコロナ禍において、我々の協会も困難な時期を過ごしてきました。協会の様々な活動を担うため9つの事業委員会が組織されておりますが、開店休業の状態の委員会もあれば、また、事業実施にたどりついた委員会もあれば、新しい試みを実現した委員会もあり、実に多様な状況にありました。

 わたくしもコロナ禍の中で、何をすべきか、各事業委員会の委員長と相談し、出来るだけ自主事業の実現に努めてまいりました。具体的には、万全な感染予防対策を行い、在住外国人向け日本語教室や日本語支援ボランティア養成講座、市民向けの外国語講座を実施したほか、下記に紹介する5つの自主事業にも取り組みました。

  1. 「宮ラジ」の月曜日1時から30分間、令和3年12月27日まで26回にわたり、当協会の活動や宇都宮市在住外国人の皆さんを紹介する自主制作番組を放送しました。協会の活動を市民に紹介するはじめての取り組みでした。
  2. 令和3年秋に宇都宮市立東図書館で、世界の絵本の読み聞かせを行いました。子供たちに大変人気のあるプログラムで、今年は、アメリカ、韓国、ポーランドの作品を紹介しました。
  3. 令和4年2月にニュージーランドのオークランド市との姉妹都市提携40周年を迎え、その記念事業を4月に栃木県総合文化センター第1ギャラリーを会場に実施しました。会場には、これまでオークランド市へ派遣してきた中学生や高校生の思い出文や思い出写真を展示し、多くの当時の派遣生やご家族の方々が来場され盛大に実施されました。宇都宮市の姉妹文化友好都市は、他にアメリカのオクラホマ州のタルサ市、フランスのオルレアン市、イタリアのピエトラサンタ市、中国のチチハル市があります。
  4. 協会の日本語教室等で日本語を学習している外国人を対象に日本語学習発表会を令和4年3月に開催しました。日本語のうまさを競うスピーチコンテストではなく、日本語の学習にどれだけ頑張ったのかに重点を置き、より多くの外国人の皆さんに日本語の学習意欲を高めていただきました。
  5. 宇都宮市の在住外国人を支える人たちが、活動状況や抱えている問題などを共有し、連携して在住外国人を支援することを目的に「外国人支援者ネットワーク」を令和3年9月に立ち上げました。今後、このネットワークが拡大し、そして、有機的に活動し、多くの在住外国人の支援につながることを期待しています。

 以上、主な自主事業を紹介させていただきましたが、皆様には、どのような協会を目指そうと考えているのかとの質問が寄せられると思いますが、まず在住外国人にも、また、日本人にも魅力ある協会づくりです。たとえ日本語が得意でなくとも、外国語が得意でなくても、ご興味のある方ならぜひ我々の活動にご参加ください。きっと多文化共生社会の実現に向けたあなたのやりたい活動が見つかると思います。活動にあたっては、活動の選択の幅を持たせることにより、自由に活動が選択できますので、是非、一緒に明日の国際都市うつのみやをつくる共同作業に 参加していただきたいと思います。

 ここではすべてを紹介することは困難なので、皆様の中で、少しでもご興味のある方で、月一度ぐらいなら、こんなことをお手伝いができると思う方々は、是非、事務局の方にご連絡をいただき、ご一緒に我々のボランティア活動に参加いただければ、幸甚です。